hituziのブログじゃがー

あべ・やすし。最近は ツイッターばー かきょーる。

社会

漢字の よみまちがいで ひとを ばかにする反動保守を ゆるさない。

何度か かいてきたので、ながい文章にはしない。 それが だれであろうと、漢字を よみまちがえたなどといって ばかにするのは、最悪だということ。日本語社会を、さらに いごこちの わるいものにする行為だということ。 麻生(あそう)は 漢字が よめないな…

たくさんの不平等な関係。たくさんの わたしの立場。

この社会は、平等ではない。不平等だ。それを ただしたい。平等を もとめたい。単純にいえば、それだけのことです。 多数派には名前がない(ヤマト人=和人として、その責任を ひきうける)。 - hituziのブログじゃがー じつは、うえの記事は、ほとんどの部分…

日常の つづくさきにあるもの。

ひとは、しぬ。いきるものには、おわりがある。 それが いつかは わからない。だから、ささえあって いきている わたしたちは、まわりの だれが、いつ しんでしまうか わからない。自分が いつ しぬのかも わからない。 もっと いろいろ、いっしょに やって…

ドキュメンタリー『精神』

観察映画の周辺 Blog by Kazuhiro Soda: 岡山など、大盛況! 7月18日と19日は、映画の上映あとに監督や出演者が おはなしされるということで、19日に『精神』というドキュメンタリー映画を シネマクレールで みてきました。 『精神』は、精神障害者の日常を…

かたちを かえる。

なにかを つくる。 そうすると、その かたちに しっくりこない ひとが みつかる。 どうしよう。 「どうして おまえは」と、そのひとのせいにする。 つくりなおして、かたちを かえる。 「どうして おまえは」というのが自己責任論です。そもそも、相談せずに…

連続体を 分断するイデオロギーを たたきのめす。

いろんな はなしを します。 多数派には名前がない(ヤマト人=和人として、その責任を ひきうける)。 - hituziのブログじゃがー いろいろと反響を いただきました。 さて。わたしが気になるのは、民族的少数派が どのように主張しようとも、「民族的なもの…

回虫テキスト集。

回虫という すてきなブログがあります。 まとめて よみたくなったから。つくった。「釜ヶ崎「暴動」私感」が すきです。 反靖国ー台湾「原住民」の闘争 - 回虫 死者の「追悼」について - 回虫 わざわざいうほどのことでもないのですが… - 回虫 (はてなダイ…

多数派には名前がない(ヤマト人=和人として、その責任を ひきうける)。

ヤマト人は にげる。「民族は つくられた概念で、実体は ない」と相対化する。おきなわ人に「ヤマト人」と よばれても、アイヌ人に「和人」と よばれても、そんな実感はないし、民族意識など もっていないと いえてしまう。 国家において、「民族」を 意識さ…

浜井浩一(はまい・こういち)『刑務所の風景』日本評論社。

浜井浩一(はまい・こういち)『刑務所の風景―社会を見つめる刑務所モノグラフ』日本評論社。 『累犯障害者』が文庫になったのも、うれしく おもったのですが、この『刑務所の風景』を みつけて、ああ これは よみたいと おもいました。 浜井さんは現在、犯…

『LLブックを届ける―やさしく読める本を知的障害・自閉症のある読者へ』読書工房。

紹介するのが おくれてしまいました。 藤澤和子(ふじさわ・かずこ)/服部敦司(はっとり・あつし) 編『LLブックを届ける―やさしく読める本を知的障害・自閉症のある読者へ』読書工房。 いい本が でると、うれしくなります。読書工房は、いい本ばかり出…

藤堂栄子(とうどう・えいこ)『ディスレクシアでも大丈夫!』ぶどう社。

NPO法人エッジの藤堂さんが『ディスレクシアでも大丈夫! 読み書きの困難とステキな可能性』という本を だした。これは、ほんとうに うれしい。 学習障害、読字障害についての本を いくら よんでみても、これは いい本だなあと実感できるものは、ほんとうに …

『僕はラジオ』

知的障害が あるらしき青年と アメフトのコーチ、高校生の交流のはなし。内容については、検索するなり映画を みるなりしてくださいまし。 映画の つくりかたとしては、いかにもハリウッドというかんじ。セリフや演出に いちゃもんをつけることは、たぶん か…

心理学の本、おすすめリスト。

小坂井敏晶(こざかい・としあき)『責任という虚構』東京大学出版会 うえの本を じっくり よんでいるのですが、これは よみごたえがありますね。すごい。『責任という虚構』を よんで、さらに心理学の本を よみすすめてみたいと おもいます。 したに列挙す…

居場所を つくる。

少数派は少数であるために「目立たない」ようにも みえますが、そうではありません。社会の少数派は、なんらかの「しるし」が つけられていて、多数派の注目をあびやすい存在だと いえます。「出る杭は打たれる」ということばにも あるように、少数派は、め…

民族についての基本文献。

民族について、あるいは国民国家論。 小坂井敏晶(こざかい・としあき)『民族という虚構』東京大学出版会 酒井直樹(さかい・なおき)『死産される日本語・日本人』新曜社 ましこ・ひでのり『日本人という自画像』三元社 アンダーソン『定本 想像の共同体』…

教誨師(きょうかいし)の みなさんへ。

森達也(もり・たつや)『死刑』朝日出版社 この本を よんでいて、どうしても かきたくなりました。 2006年12月の時点で、全国の教誨師の数は総計1551人。そのほぼ7割は仏教系の僧侶で、残りの3割強を神道系とキリスト教系が占めている。(185ページ) 教誨…

不平等な関係が「本名と通名」のジレンマを うみだす。

本名? |liangのブログ まず、うえの記事を ごらんください。 いろいろな論点があるわけですが、ひとつ たいせつな点が論じられていないように感じました。それは、日本社会において、多数派である日本人は「本名と通名」のジレンマを かかえていない。それ…

責任を ひきうける。

いくつかのはなし。「悪意ある責任論」の問題、いわゆる「たち位置(ポジショナリティ)」について、「おまえだって」という批判について。 差別について。 - hituziのブログじゃがー たとえば、わたしは知的障害者の施設で しごとをしてます(「あたえるこ…

差別について。

差別。「差別はいけません」。「なくそう差別」。 うーーん。どうなんでしょうね。ちょっと、小山エミ(こやま・えみ、macska)さんの解説を みてみましょう。 macska dot org 差別についての、ごく基本的な考え まず、一番大事なこと。わたしは「差別」とい…

宿題です。

きょうは宿題を だします。 「集団主義と敵対―「われわれ」意識の社会心理学」という文章を、だれか かいてください。あるいは、参考になりそうな本や論文、ブログの記事を 紹介してください。 わたしも、わたしなりに とりくんでみます。

べてるの家の「弱さの情報公開」。

べてるの家 べてるの家を ご存じですか? わりと有名ですね。 本であれば、つぎの2冊をおすすめします。 『べてるの家の「非」援助論―そのままでいいと思えるための25章』医学書院 『べてるの家の「当事者研究」』医学書院 さて。きょうは『安心して絶望でき…

なんのための構築主義か(少数派のアイデンティティについて)。

「われわれ」を想像する権利 - Danas je lep dan. うえの記事の、最初の部分に違和感がありました。全文は うえのリンク先を よんでください。一部分だけ引用します。 前に書いた 真に他民族を尊重するということ - Danas je lep dan. の補足のようなもの。 …

朝鮮人差別について。

三浦耕吉郎(みうら・こうきちろう)編『構造的差別のソシオグラフィ』世界思想社 「私たちがある種の関係性のなかにおかれると、個々人のなかの偏見や差別意識の有無とは無関係に、差別に荷担させられたり、差別を引き起こしてしまうことがある」(みうら「…

冷静で いられるということ。

そんなの どうでも いいじゃん。関係ないし。ほっとけば いいんだよ。 そんな無関心。アッケラカン主義。もしかすると、それも必要であるかもしれない。けれども、「気にするほうが おかしい」とは いえないはずのものです。いってはいけないことです。 くだ…

わしもスターダストや(福祉労働者のために)。

京都大学時間雇用職員組合 Union Extasy : 個人ビラ(挑戦状)作りました(文責:unagi) わたしは、ユニオンエクスタシーのストライキに、心から賛同します。 わたしも、福祉の現場に身をおくスターダストです。 やっすい給料で、慢性的な人手不足で、かん…

ヤスクニは宗教的に ふるまうことで機能する軍事施設である。

ヤスクニは軍事施設である。それは、たくさんのひとが指摘してきたことだ。はじめて きいた意見であるなら、「靖国 軍事施設」で検索してほしい。 『天皇・天皇制をよむ』東京大学出版会から おさらいしよう。 戦前において靖国神社は、陸軍省・海軍省が共同…

「反対の声にだけ「対話」を要求する」論法。

オカルトなナショナリズムに支配された社会であるということ。 - hituziのブログじゃがー うえの記事に、つぎのようなコメントが ついていました。 ハイ、終了。残念。>『ちょっとでも かんがえてみれば、天皇制なんて いやだと感じるのが あたりまえなんだ…

なにが「価値」を演出するのか。

ついさっき、すべて つながっている。 - ニートのあしたを かいたのですが、要は希少性の議論ですね。 hituziのブログじゃがーだと、つぎの記事で説明したようなことです。 「ありがたい」ということ。 - hituziのブログじゃがー ヤマダカント「ありがたられ…

だれが「菜食主義」と名づけるのか。

「菜食主義」という表現に ひさしぶりに接して、苦笑してしまいました。いやあ、わたしは ほんとに菜食主義というフレーズが きらいなんですね。 菜食主義といえるかもしれないのは、ビーガン(vegan)の ひとたちですよね。16才のころの わたし。ビーガニズ…

拍手は あとでいい。

だれが ほめられるべきとか、そんなことは あとで かんがえたらいい。議論の目的は、支配と殺害と破壊を とめることにある。それが達成されないかぎり、だれも えらくなどない。ほめられるべき ひとは いない。それぞれが それぞれの立場から、やめろ!と主…