hituziのブログじゃがー

あべ・やすし。最近は ツイッターばー かきょーる。

「この社会が うみだした」ということについて。

なにか事件や問題が おきているとき、これは特殊なことではなくて、あのひとたちだけの問題ではなくて、この社会が、この国の政策が ひきおこしたのだ、と論じることがある。背景にあるものを よみとくということは大事だと おもう。じっさい、背景というの…

せきこむ ひとの そばで。

京都で 介助の仕事を するようになって、もうすぐ 6年になる。まあ、いろいろあるわね。 ほかの介助者が していることを みていると、「わたしは やらないなあ」ということがある。たとえば、せきこんでいる ひとの背中を さする。わたしは しない。意味が …

集団の とらえかた。問題の とらえかた。

「日本人」にしても、なんにしても 人間を 集団で くくるとき、そのカテゴリーというのは ひじょうに あいまいなものである。明確に 線を ひけるものではない。けれども、なにか必要や目的があって、人間を 集団で くくることがある。たとえば、多数派と少数…

自分なりの基準と、他人への まなざし。

だれもが 自分を 基準にして ものごとを かんがえる。だれかのことを 自分の基準で 評価する。 なにか社会問題について議論するとき、「あの人は体制に迎合的だ」「同化している」というふうに発言することがある。自分は そうではない、ほかの ひとたちは …

本が でました:『ことばのバリアフリー』生活書院

単著が でました。税込みで 2160円です。 あべ・やすし『ことばのバリアフリー 情報保障とコミュニケーションの障害学』生活書院 これまで かいてきた論文4本や、このブログで かいてきたことなどを 整理して まとめました。くわしい もくじは うえのページ…

はなしが ちがうじゃないか!(研修生制度も、わかりやすいニュースも)

社会のなかで流通している情報というものは、そのままでは わかりにくいことが あります。ことばづかい、内容そのものが むずかしい。あるいは、文脈や背景の知識がないと わかりにくい。そういうことが あります。そこで、情報を みんなに とどけるために、…

限定して可視化すること、あえて限定しないこと。

本屋が すきです。どんな本が でてるか チェックするのが すきです。いきがいです。ひたすら 気になった本を はてなブックマークに 記録するのが だいすきです。 おともだちの すぎむら なおみさんが また本を だしてて。 すぎむら なおみ/えすけん『はなそ…

勝手に 定義して、他者の民族性を かたることの問題。

坂口安吾(さかぐち・あんご)のエッセイに「日本文化私観」というのがある。 伝統と生活と。ブルーノ・タウトは、日本を 訪問し、日本の あれやこれやが うつくしいと いった。その あれやこれやは、いわゆる伝統というやつだ。安吾は、生活が大事だと いっ…

「言語学習のユニバーサルデザイン」

4年まえに、http://d.hatena.ne.jp/hituzinosanpo/20100716/1279243721という記事を かきました。これを みてくださったのだと おもいますが、『日本語学』という雑誌の編集部から原稿依頼を いただきました。「福祉の言語学」特集むけに、「言語学習のユニ…

紹介『マイノリティの社会参加―障害者と多様なリテラシー』

佐々木倫子(ささき・みちこ)編『マイノリティの社会参加―障害者と多様なリテラシー』くろしお出版 という本が でました。わたしも かいています。 「情報のユニバーサルデザイン」 編者の佐々木倫子さんは、この本が どのような視点から つくられたものな…

「社会参加」と「社会的排除」。

社会参加は、社会的排除の反対語。そういう とらえかたで、ほんとうに いいんだろうか。 マイノリティの社会参加を すすめるというのと、社会的排除を やめる、あらためる、あるいは 社会的排除を 批判するというのとでは、やっぱり意味あいが ちがってくる…

紹介『「やさしい日本語」は何を目指すか』

庵功雄(いおり・いさお)/イ・ヨンスク/森篤嗣(もり・あつし)編『「やさしい日本語」は何を目指すか―多文化共生社会を実現するために』ココ出版 という本がでました。わたしも かいてます。 「情報保障と「やさしい日本語」」 関連記事: 『識字の社会…

学習権と教育権と。

わたしは、学校教育じゃなくて、学習支援で いいじゃんと主張することがある。いつでも、どこにいても、何才でも、だれもが学習できる。それが大事なんだと。 こどもを 学校に いかせるというのは、親にとっては託児所に こどもを あずけるという意味もある…

「みなし再入国」制度は詐欺の手口だ(追記しました)。

日本で生活している外国籍の人が日本から出国するとき、「再入国許可」を とらないと、それまでの在留資格をうしなってしまうという問題があります。そして、その再入国許可というのは、お金をはらって、地元の地方入管(住居地を管轄する地方入国管理官署)…

朝鮮学校を高校無償化政策から排除することに反対するパブリックコメント。

やねごんさんが「いわゆる「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対するパブリックコメント」という記事を かいています。ていねいですね。わたしもパブリックコメントを かきました。 朝鮮学校を高校無償化政策から排除することに反対します。以下、その理由…

小説『百万円と苦虫女』。

映画の『百万円と苦虫女』は数年前に みた。さっき、小説版を よみおえた。 100万円 たまったら、しらない まちに ひっこしする。そういう はなし。 つよく共感するところがある。むかしから「世捨て人」、「移民」、「インキョ」という ことばに ひかれてき…

「障がい」表記について。

去年、たくさんの ひとたちと共同論文を かいた。まだ査読まちなので、論文として掲載されるかどうか きまっていない。なので、共同で原稿を かいたというのが正確。そのとき、障害の表記を「障がい」にしたいという意見が複数でた。それについて反対意見も…

窓口としてのブログ。

ブログでは、おひさしぶりです。ずっと課題を こなしつづけている状態なので、ブログを かく余裕がありませんでした。あと1ヶ月くらい いそがしい毎日が つづきそうです。 はてなブックマークは、ずっと つづけています。 あと、サイトに つぎのような文章を…

経口補水液を のんでみた。

まえに、「おそろしい施設―学校(熱中症について)。」という記事を かきました。 これから夏になることだし、だいじなことを かきます。 『Jin - 仁』というドラマ、けっこう人気だったので、ご覧になった ひとも たくさん いらっしゃるでしょう。あのドラ…

「言語障害は、外国語と おなじだ」。

ある ひとが、「言語障害は、外国語と おなじだ」と いっていた。だから、「どんどん しゃべらないといけない」と。 そのひとは、脳性まひで、言語障害がある。 言語治療というのがある。くわしく しらない。たいへんそうだ。けど、いいことも あるんだろう…

反原発を 分断する優生思想。

反原発運動の なかでの「優生思想」の問題が、以前から指摘されてきました。たとえば、2011年2月には つぎのような記事が問題になりました。 上関原発、強行工事!! - ゆいわのきほくのわ この記事には、たとえば つぎのような文章があります。 日本の原発は…

マンガ『看護助手のナナちゃん』。

最近、あれこれ マンガを よんでいます。このブログでは感情労働やケアについての本やマンガを とりあげてきたので、『看護助手のナナちゃん』小学館を ご紹介。 このマンガは 2ページか1ページで ひとつの おはなしが おわります。いろんな「患者さん」が登…

シンポジウム「障害者と原発問題―福島原発事故以後をどう生きるか」3月3日。

シンポジウムの案内です。 第26回 国際障害者年 連続シンポジウム「障害者と原発問題―福島原発事故以後をどう生きるか」 PDFのチラシ 基調講演「震災、原発、そして障害を持つ人達」 鈴木絹江さん(福島県田村市在住・NPO法人「ケアステーションゆうとぴあ」…

野菜のスパゲティ。

さっき つくったスパゲティが おいしかったので報告します。 フライパンで ししとう、にんじん、じゃがいもを いためます。にんじんと じゃがいもは うすくスライスしました。わたしはアルミのフライパンを つかっているので、しばらく いためていると野菜が…

「創ろう! 私たちの《障害者総合福祉法》!《骨格提言》を初夢に終わらせないために!」1月7日。京都集会。

集会の おしらせです。 趣旨:「障害者総合福祉法」が2012年の通常国会に上程されることになっています。私たちは、8月30日に「総合福祉部会」から出され国に手交された「障害者総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言〜新法の制定を目指して〜」が、二…

言語能力と刑罰―言語という障害。

2009年に「言語という障害―知的障害者を排除するもの」という論文を かいた。もくじは つぎのとおり。 はじめに 1. 言語権という理念 1.1. ひとつの言語とはなにか 1.2. 言語権のひろがり 2. 知的障害と「言語」 3. 言語学の倫理―ジーニーを実験台にさせたも…

停電弱者。

3月の原発事故のあと、「原発がとまれば弱者が死ぬ」という主張があり、それは「ためにする議論」だと批判する議論がありました。じっさいには「弱者」のことなんか かんがえていないのに、原発を維持するためだけに もちだした論理だと。 わたしは、とつぜ…

国民という差別。

言語政策学会のシンポジウムで李洙任(り・すーいむ)さんの報告を きいた。李さんには『グローバル時代の日本社会と国籍』という田中宏(たなか・ひろし)との共著がある。 李さんの報告の題は「移民コミュニティの移民言語教育―オールドカマーを中心に」で…

ミタさんはロボットではない。

『家政婦のミタ』というドラマ。おもしろい。すきだ。 おもしろい点は いくつかある。ひとつは、責任を 実感するプロセス。 このドラマにでてくる家族は、最初「家政婦」に やたらと あまえる。「家政婦なんだから、ちょっと」と、勝手な「家政婦」イメージ…

だれのためのデザインか(便座について)。

N700系の新幹線の11号車に、車いす対応トイレがある。まるい部屋に なっていて、ひろさを 確保している。ただ、ベンチレーターのひとは それでも せまくて 使用できないかもしれない。とはいえ、このトイレができたことで新幹線が利用しやすくなった ひとは …