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本の文章が大学入試の問題文に つかわれた。

『増補新版 ことばのバリアフリー 情報保障とコミュニケーションの障害学』生活書院

この本に かいたコラム「他者と出会う」と「「コミュニケーション障害」ってなんだろう」が入試問題に つかわれた。メモします。問題文がウェブで公開されたらリンクします。


連絡が きた順番

  • 拓殖大学
  • 河合塾『2027共通テスト直前対策問題集 Vol.5 国語』『2027共通テスト直前対策問題集 Vol.5 国語 分冊セット』
  • 明治学院大学
  • 武蔵野大学

拓殖大学は『赤本』(世界思想社教学社)にも掲載。明治学院大学の問題は『2026年度 小論文問題集・分析集 私立大学編』(Gakken)にも収録。ある受験予備校の問題集にも つかわれる予定だったが、直前になってキャンセルになった。残念。

真空管で お湯をわかす。フタつきのアルミ缶は湯たんぽになる。

 太陽熱温水器って ありますね。フラットな金属板に日光をあてて蓄熱するタイプと真空管をつかうタイプがある。エネルギー効率が すばらしいこと、すぐに元が とれることで有名。毎日お風呂のお湯をわかしているような家庭では太陽熱温水器やヒートポンプをつかったエコキュート(電気温水器)のほうが経済的である。

 太陽熱温水器の場合、自然循環のタイプだと電気もガスも いらない。スーパーエコである。わたしも はやく導入したい。

 とりあえず、50センチの真空管を3本 かってみた。

 真空管調理器というものがある。焼きいもが 焼き放題、焼きリンゴも焼き放題、お湯も わかし放題である。ほそいガラス管だから、サツマイモはスティック状に きって つめていく。ラップでフタをする。直射日光に あてる。1時間も すれば こんがりした かおりが。

 ふとい真空管調理器だと、小型のメスティンが 2つ はいってお米をたいたりもできる。数万円する。

 ガラスなので、われてしまわないように注意が必要。それ以外は最強。さっきは真空管 2本で お湯をわかして、保温ポットを満タンにした。それをコーヒーのアルミ缶(フタができるやつ)に うつして、ふとんのなかに。湯たんぽである。


 フタつきのアルミ缶は湯たんぽになる。50度くらいの湯加減であればカイロの かわりになる。熱が さめたら お湯をすてる。おもたくない。熱湯をいれる場合は市販の湯たんぽカバーで つつんでやると保温も されるし、ほどよい放熱で やけどしない。ホッカイロはゴミになるから いやなのだ。1回しか つかえないし。つまらん。

だれかの都合を優先して。

 だれかの都合を優先して、この社会が つくられ、だれかにとっては すごしやすい空間が できあがっている。そこで不便を感じている ひとが不満をうったえると、不満の声をあげること自体に猛反発をうける。そういうことが、ほんとうに よくある。

 gooブログがサービス終了するそうだ。あわてて旧ブログ(hituziのブログ 無料体験コース)の ひっこし作業をした。2004年から2008年まで やっていた。2008年から、はてなダイヤリーをつかっている。その後、はてなもサービスの変更があり、「はてなブログ」という、いまの形式になった。


 旧ブログの記事をいくつかよみなおして、ひとつ印象に のこったものがあった。「学校、教育、よみかき計算」という2007年9月27日の記事。

よみかき計算は まなばなくちゃあ いけないじゃないかという。教育させねばならないという。けれども、何語で、どのような文字表記で、字のおおきさは何ポイントで、照明のあかるさは どれくらいで、教室の人数はどれくらいで、テストはどんなふうにして。なやみは つきないはずだ。ひとのかずだけ なやみがあるはずだ。けれども、それを無視しつづけないかぎり、学校制度なんて もたないんじゃないか。

だから、「強制的にでも おしえるべきことがある」というのなら、自分にとって たまたま都合よくカスタマイズされていた教育方法のありかたに感謝しながら、うしろめたさを感じるべきだ。自分に都合よいかたちで配慮されつづけてきたことをふりかえり、そんなことだからこそ、「教育なんかいらない」だとか、「学校をなくす」べきだなんて発言せずにすんだことを、わかっておかなければならない。

説教くさいな、おい。

 インクルーシブ教育とか、教育のユニバーサルデザイン、そういった用語で議論され、実践されつつあることは、「ひとのかずだけ なやみがある」ことに直面している。その なやましさのなかに、大事なことがある。逆に いうと、教育は すばらしいものだ、必要不可欠なものだと断定する議論のなかでは無視されやすいことである。わたしは、そういうことを「よみかき」をテーマに議論してきた。いろいろと文章をかいてきたけれども、ゆっくりとしていて、なにも変化をうみだせていないように感じる。まとめられていないと感じる。けれども18年まえから すれば、いくつか すすんだこともある。わたしとは関係なしに、社会が変化してきたところがある。もちろん、かわっていないこともある。解決していないことがある。その両方をみないといけないのだろう。定期的に確認しないといけないのだろう。

スープジャーの すすめ。

 スープジャーは いいよ。最近は温暖化が ひどすぎて弁当は食中毒が こわいです。だから、スープジャーにパスタとか、おかゆとか、スープをいれたら安心です。あつあつが維持されて、雑菌が わくことは なさそう。しかし、それだけじゃあないんだ。列挙しよう。

スープジャーは、

  • あつい料理だけではなくて、
  • 水筒にもなる。つめたい お茶も、あつい お茶も。
  • フルーツをカットして いれて、ひやした紅茶をそそぐ。そしたらフルーツも つめたい お茶も たのしめる。

 フルーツと紅茶? どういうことか。

 たとえば、象印のウェブサイトによくあるご質問「スープジャー(フードジャー)にサラダ、果物などを入れてもいいですか?」のページがある。その回答は、

入れる場合は、サラダ、果物は、購入したばかりの新鮮なものを流水で十分洗浄してから、使用してください。
調理前の手洗いは十分に行ってください。
サラダや果物をカットし、冷蔵庫で十分冷やしてから、保温容器に入れてください。

という内容。しっかり洗浄しないといけないのは雑菌が わかないようにするためでしょう。しっかり冷やしておく理由も おなじでしょうね。そこで、殺菌効果のある つめたい お茶が ぴったりなのです。安心してフルーツが たのしめるし、水分によって つめたい状態が維持される。フルーツのエキスが お茶をおいしくする。かんぺきです。


 最近はフルーツの かおりをつけた紅茶やウーロン茶も たくさん種類がありますからね。ライチ紅茶とか。桃とかマスカットのフレーバーの紅茶やウーロン茶もある。あとは、レモンバームの お茶なんかも いいですよ。カモミールでも いい。どれも殺菌効果があるので安心して たのしめる。

 わたしが よくやるのはカットしたメロンに紅茶。そういえば、ラフランスは水分が おおいのでグラノーラをまぜたら最高でしたね。桃とグラノーラも よさそうだ。殺菌効果を期待してレモンバームやミントの葉っぱをまぜても いいだろうね。
 あー、冷凍したコーヒーゼリーと豆乳ていう くみあわせも わるくなさそう。


 そうそう。ホテルで料理するのにもスープジャーは いいよ。ホテルには電気ケトルがあるからね。熱湯が つかえる。乾麺のパスタをスープジャーに。熱湯をそそいで ふたをする。めんが やわらかくなったら お湯をすてて、粉末スープをいれる。まぜて完成。パスタと いっしょに野菜をいれても いいわけだ。どうですか。スープジャーは最強でしょう。

軍事環境問題と気候危機。

 以前、だいたい2002年ごろ、わたしのなかで軍事環境問題といえば水質汚染や土壌汚染のことだった。
 2014年ごろになり、軍事騒音問題について学習した。2015年に かいた『ことばのバリアフリー』第6章の7.1「基地騒音という問題」でも とりあげた。
 さらに、数年まえに軍事産業や戦争が うみだす温室効果ガスの問題を学習した。

温室効果ガスとは、産業革命以前は空気の層が ほどよい断熱材として機能してきたのに、産業革命以後、化石燃料をもやしつづけることによって断熱材の効果が逆に過剰になってしまい、太陽の熱が地球に とどまりすぎてしまう、そのことで地球が温暖化してしまうことを説明するもの。ほどよい量の二酸化炭素は すみやすい気温を維持するために必要であるが、過剰になると平均気温が あがり、夏には猛暑になり、気候が不安定化してしまう。それが いま地球で人類や あらゆる生命が直面している現実であり、それを「気候危機」と よんでいる。


 環境問題は専門知識があるわけでもなく、多少は問題意識があるというレベルであったため、ゆっくりしたペースで軍事環境問題について知識を更新してきた。

 モーガン・フィリップスの『大適応の始めかた―気候危機のもうひとつの争点』(齋藤慎子=さいとう・のりこ訳、みすず書房、2024年)をみると、軍事産業がうみだす温室効果ガスについての記述がある。フィリップスはつぎのように説明している。

 ベンジャミン・ネイマークほか…中略…の研究者たちによると、米軍だけで1日あたり27万バレルの石油を消費し、年間2万5000キロトンの二酸化炭素を排出している。こうした数字をネイマークたちは次のように捉えている。「米軍をひとつの国と仮定すると、その燃料使用量だけで、温室効果ガス排出量が世界で47番めに多い国になる。これはペルーとポルトガルのあいだに位置する(注54)」。米軍がダントツで世界最大の規模だとしても、世界中のほかの国々の陸海空すべての軍隊の温室効果ガス排出量を米軍の排出量と合わせると、その環境「軍靴の痕(ブーツプリント)」――ネイマークの造語――は、とんでもない量になる。

※注54「Neimark, B. et. al. (2019) US military is a bigger polluter than as many as 140 countries – shrinking this war machine is a must, The Conversation. <https://theconversation.com/us-military-is-a-bigger-polluter-than-as-many-as-140-countries-shrinking-this-war-machine-is-a-must-119269>」xiページ


 カーボンフットプリント(carbon footprint)とは、さまざまな製品が、材料を調達するところから はじまり、加工し、組み立てて完成させ、販売のために移動させること、さらに廃棄したりリサイクルしたりするという一連のサイクルで、どれだけ二酸化炭素をだすのか、その量をあらわす用語である。カーボンブーツプリント(carbon boot-print)とは、軍隊がどれだけ二酸化炭素をだすのかを言語化するものだと いえそうだ。

 「“carbon boot-print”」とグーグル検索すると、つぎのような記事が でてくる。2024年1月の記事である。

「Measuring the carbon ‘boot print’ of Israel’s war in Gaza」By Nina Lakhani『Bulletin of the Atomic Scientists』ウェブサイト


 たしかに、考えてみれば軍備を維持するだけでも装備の製造や訓練、廃棄などで温室効果ガスが はきだされる。軍備をもつ国は、戦闘機、軍艦、戦車などをつくり、うごかすために化石燃料を大量に消費し、温室効果ガスをはきだしている。

 さらに、戦争をすれば莫大な量の温室効果ガスをはきだすことになるし、破壊されたものをかたづけるために、つくりなおすために、結果的に あらためて温室効果ガスが発生する。医療や支援にも、結果的に 温室効果ガスが発生するだろう。

 ガザはイスラエルによって迫害をうけつづけてきた。近年もインフラを破壊する非道な行為が報道されてきた。直接的な被害がある。

 さらに、地球温暖化(気候危機)によっても生活環境が悪化し、生存が おびやかされる事態に直面している。ガザは慢性的に水不足になっていることが報道からも確認できる。ガザの天気予報をみても、10日間 雨マークが ずっとない状態だったりする。つまり、気候危機によっても被害をうけている。この被害が わかりづらい。

 つい先日、「活動家・グレタさん 数十隻の船を率いて再びガザへ」(2025年8月13日 テレ朝ニュース)という記事が でた。このニュースに接して環境問題とガザを関連づけることができずに、「なぜだろう」と疑問に感じる人もいるようだ。
 しかしである。

 飛行機が排出する温室効果ガスを問題視する人が、戦闘機を批判するのは当然のことだ。戦争を批判するのは当然のことだ。インフラを破壊する行為を批判するのは当然のことだ。

 気候危機とは、表面的には わかりにくい問題である。その しくみを理解して問題提起している人が明確な加害行為を問題視し、くいとめようとするのは当然のことだ。

 戦争の被害をうけている地域が、気候危機によって どのような危機に さらされているのか。そこに関心をもち、声をあげていく必要がある。たとえばガザの天気予報を定期的にチェックしてみると いい。温室効果ガスの削減という目標が、どのような意味をもつのか、再確認するためにも。

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