うえの記事は、はじめて よむ ひとにとっては、なかなか スリリングな 文章だと 自負しています。もう一度よんでみても、やっぱり スリリングだと おもいます。はだかの王様を あばいているからです。
さて。
うえの記事を よんでも、「よみにくい」で かたづけてしまう ひとが います。
うえのブログを、よむ気に ならないという ひとが います。
ひとつ、といかけます。おこたえください。
- あべ・やすし 2006 「均質な文字社会という神話-識字率から読書権へ」 『社会言語学』6号、127-141ページ
(137ページ)
漢字かなまじり文によって、日本社会で生活しているひとびとを「支配」することはできる。しかし、漢字かなまじり文による平等や民主主義というものは、実現できそうにない。なぜなら、「日本語が第一言語、めがみえる、みみがきこえる、こどものころから字をならった、学習障害や知的障害がない、などといった条件がそろわないかぎり、漢字弱者は構造的につくられる」からである(あべ2004b:54[漢字という権威])。それでもなお「多数の同意にもとづいて」漢字かなまじり文を維持するのならば、どのようにして平等で民主的な文字社会をきづいていくのかを、その「多数」が検討しなくてはならない。
さて、どうしますか。いっしょに かんがえましょう。
わたしなりの こたえは、うえの文章に かきました。
たとえば、つぎのブログでは、きちんと ご理解いただけました。
日本語を かくということ。ウェブに アクセスできて、こうやって日本語のブログを よんでいる ひとは、日本語を よみかきすることが よくあるはずです。あなたにとって、とっても身近なことのはずです。
北谷淳(きただに・あつし)と かくことが、それほど むずかしいことですか。
「きたや・じゅん」と よまれてしまうかもしれないのに、北谷淳とだけ かくことが、それほど たいせつなことですか。
人名・地名の 固有名詞の漢字は、日本語の もじのなかでも、最大の障害です。どうか、ご理解ください。
ここまでの議論:
- 漢字の知識 - hituziのブログ 無料体験コース
- 「元旦」と「嫉妬」―語源の規範と漢字 - hituziのブログ 無料体験コース
- ことばのユニバーサルデザインの方向性 - hituziのブログ 無料体験コース
- 『地名の社会学』 - hituziのブログじゃがー
- 漢字が 排除するもの - hituziのブログじゃがー
- ウェブページで ふりがなをつける(手動) - hituziのブログじゃがー
- ウェブページで ふりがなを表示する(自動) - hituziのブログじゃがー
- ユニバーサルデザインは たし算の思想である。 - hituziのブログじゃがー
- 読字障害について - hituziのブログじゃがー
- 漢字を おしえるときの参考に - hituziのブログじゃがー
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- よみやすさって、なんだろう - hituziのブログじゃがー
- じゃんけんのユニバーサルデザイン - hituziのブログじゃがー
- ここまでの議論を整理する - hituziのブログじゃがー
- 「識字のユニバーサルデザインにむけて」 - hituziのブログじゃがー
- ワープロばんざい - hituziのブログじゃがー
- 「識字運動をかんがえる」 - hituziのブログじゃがー
- 独裁の規範を こえて。 - hituziのブログじゃがー
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