hituziのブログじゃがー

あべ・やすし。最近は ツイッターばー かきょーる。

記録すること、ふりかえること(3月1日に、2月1日の武漢を)。

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 うえの記事で紹介した武漢のユーチューバーの動画で、3月1日に ふりかえってみたいものがあります。涛鸡公(タオジーゴン)さんの つぎの動画です。


武汉封城第十天 再居家隔离四天结果会如何

 武漢が閉鎖されて10日めだった2月1日に、「あと4日で14日めだ、結果は どうなるだろう?」と はなしている内容です。
 「いちばん おそれているのは、あと4日しても、このままの状態が継続してしまうことだ」「14日めには 正常に もどれば いいんだけど」といったことを はなしています。また、「外国でも感染した人が でてきている。ただ、さいわいなことに、まだ外国では なくなった人は いないようだ」とも いっています。

 「いちばん最初の患者も あの海鮮市場には いってないそうだ、海鮮市場が来源ではないかもしれない。」「いずれにしても、あの海鮮市場は問題だ。違法に あれこれの動物を うっているだなんて。クジャクなんか たべる?」「あそこで どんなものが うってるのか、全然 しらなかった。」などといったことも いっています。


 この1ヶ月で、状況が ものすごく ひどくなったし、ここ最近、中国国内では、だんだんと ピークを すぎてきているとも いえます。しかし、場所を かえて、あらたに急激な速度で感染が ひろがっていることが 発覚しました。クルーズ船のダイアモンドプリンセス号、韓国のテグ、イタリア、イラン…。


 ともかく、3月1日で、武漢は閉鎖されて39日めです。

舞HAN丰C的第三十九天 隔三天来一次的蔬菜超市来了 下楼丢垃圾买菜 忘了帮小泽拿作业本


 39日だなんて。外に でるのが おそろしいという日々が39日も つづいている。そのこと自体が、なんとも いえない事態です。当初 きかれた「武漢加油(武汉加油)」というメッセージも、途中からは「武漢(武汉挺住)」が使用されるようになりました。「加油」が「がんばれ」なら、「挺住」は「ふんばれ」くらいの意味でしょうか。



武汉雷神山医院32名患者治愈出院

 このニュースを みると、武漢の病院に入院していた人が退院している様子が確認できます。
 退院して、おわりではないです。状態確認の連絡を つづけて、14日後に再検査です(中国での新型コロナウイルスに関する診療方針 第6版の規定だそうです:《新型冠状病毒肺炎诊疗方案(试行第六版)》解读_解读_中国政府网)。ほんとうに、ながい時間が かかります。症状が でて、検査をして、場合によっては すぐには症状があっても陽性反応がでず、しばらくして陽性となり。どのタイミングで入院できるかは 別として、入院生活を して、回復できるまで 39度の発熱が でたり、お腹を くだしたり、せきが でたりと。それから、回復してきてCTやPCR検査をし、状態を 確認し、やっと退院。そして自宅待機。しかしまた陽性が でることもあるということなのです。そうしてみると、日本の今後も すこし想像ができます。


 ツイッターで今村顕史(いまむら・あきふみ)さんという医師が、つぎのように のべています。

この1~2週間が重要な時期。しかし、2週間が終わっても、急に流行が止まることはありません。したがって、2週間後に全ての予防策を終えられる、ということではないのです。みなさんは、これからの2週間を過ぎた後の「持続可能な予防」についても考えておく必要があります。

https://twitter.com/imamura_kansen/status/1233514341871366156

2週間を経過した後も流行は続きます。その後も持続できる予防を検討しておくべき。手洗いや、咳エチケットなどの、基本的な感染対策はもちろん継続。狭い閉鎖空間に人が長時間集まる場所、感染する可能性が高い行動など、生活環境や行動パターンも再確認しておきましょう。

https://mobile.twitter.com/imamura_kansen/status/1233514690329878530


 たとえば、感染予防のために「換気のよくないところで、あんまり たくさんの人と接触しないようにする」。ある程度は予防できても、完全にゼロにはできないでしょう。しっかり手を あらい、アルコールで消毒する。なるべく個食にする。もちろん 気を つけないといけません。しかし、感染する人は ふえていくでしょう。他罰的にならずに、ただ改善を のぞんだほうが いいのでしょう。ゆっくりと。
 そして、たまには「新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況、国内の患者発生、海外の状況、その他)|厚生労働省」を みて、1週間まえ、2週間まえ、1ヶ月まえ、2ヶ月まえ、どんな状況だったのかを ふりかえってみる必要が あるように おもいます。記録が あればこそ、ふりえることが できます。記録があればこそ、今後の参考にすることが できます。