川本美彦(かわもと・よしひこ)は、ユニバーサルデザインにたいする「きわめて多様なニーズを一つのやり方で解決することは不可能である、という批判」(かわもと2006:106-107)にたいして、つぎのように反論している。
川本美彦「ユニバーサル・デザインについて」村田純一(むらた・じゅんいち)編『共生のための技術哲学-「ユニバーサルデザイン」という思想』未来社、96-109
一つのやり方で解決するなどとは、誰も言っていないのである。むしろいくつかの選択肢を提供し、利用者が自分の判断でどれをどう使うかを決めていくことのほうが現実的であるし、好ましい解決方法であるという点で、関係者の意見はほぼ一致しているといってもいいだろう(同上:107)。
わたしは、この指摘に もとづいてユニバーサルデザインを論じている。だから、「じゃんけんのユニバーサルデザイン」で紹介した「手のひら じゃんけん」も、「これが正解だ」「かんぺきだ」というはなしではない。
なんか、それが うまく説明できていなくて、いやになる。もうすこし注意ぶかく文章を かかなくっちゃなあ。
最近、いろいろ かいているけど、自分で満足できるようなのは あんまり ないね。けど、
とは かいているから、よしとするかなあ。
もちろん、これまでの じゃんけんを全否定し、「手のひら じゃんけん」だけを普及させようとしたのではありません。こういった じゃんけんもあることを うったえる活動をしたのです。
わたしの課題は、ふたつ あります。
- いまある日本語表記のありかたに注目し、その問題点を ふりかえる。そして、ちがった表記の可能性を 検討する。
- 文字情報にアクセスし、意見や情報を発信する権利を保障する社会を つくる。
両方やっているから議論が ややこしくなる。だけど両方やる必要があるように おもっている。
けど、長文になってくると、この ふたつが まざりあわさるようになってしまって、結局、読者のみなさんを混乱させているだけなのかもしれない。
けどさ、わたしとしては一連のながれのなかで、それぞれの記事を かいているわけだから。でも、読者が どの記事から よみはじめるか、それだけを よんで満足するか、ほかの記事も あわせて よむかは、ひとそれぞれだ。
ああ、なるほど。まえ話題になった「トップページ以外 リンク禁止!」っていうのは、こういう背景があったのだなあ。でも、「トップページ以外 リンク禁止!」なんてのは くだらない主張なわけだから、やっぱり、それぞれの記事に関連するリンクを全部はらないと いけないのかもね(笑)。ちょっと対策を かんがえてみます。