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あべ・やすし。最近は ツイッターばー かきょーる。

図書館への招待

 図書館って、なんだろう。どんなところなんだろう。そんなことを、ふと かんじた ひとのために!

 んー。なんか、入門書になるのは『われらの図書館』と『新版 図書館の発見』くらいだね。けど、どれも いい本だと おもう。とにかく、やまうちさんの『本と人をつなぐ図書館員』を よんでください。

図書館と直接 関係あるわけではないけど、つぎの2冊も おすすめです。

 さて、『われらの図書館』から「図書館は建物ではない」という文章の一部を 紹介します。


 図書館は建物ではない。資料と情報を市民に提供するシステム全体が図書館なのである。市民生活の中にあって、市民の役にたつ図書館は、まず市民の身近になければならない。子供が歩いて行ける範囲にあることが理想である。そうなると当然、一つの市や町にいくつもの図書館が必要となる。それらの図書館は大きなものではなく、蔵書もそれほど多くはないだろう。そういう地域図書館がいくつもあり、それをまとめて一つの図書館のように働かせる組織があるとき、その組織がシステムとしての一つの図書館になる。
 中央図書館・地域図書館(分館)・移動図書館によって構成される「図書館」のうち、最も重要なのは地域図書館である。なぜなら、市民の身近にあって、いつでも誰でもが利用でき、システム全体の窓口になるからである。
(119ページより)


 うえの引用を よむと、「図書館は成長する有機体である」(ランガナタン)を おもいだしますね。うえの記述や『本と人をつなぐ図書館員』を よむと、「図書館は、人と人をつなぐ ネットワークである」と表現したくなります。


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