図書館って、なんだろう。どんなところなんだろう。そんなことを、ふと かんじた ひとのために!
- 山内薫(やまうち・かおる)『本と人をつなぐ図書館員―障害のある人、赤ちゃんから高齢者まで』読書工房(asin:4902666154)
- 前川恒雄(まえかわ・つねお)『われらの図書館』(asin:4480853758)
- 東條文規(とうじょう・ふみのり)『図書館の政治学』(asin:4787232533)
- 『日本の植民地図書館―アジアにおける日本近代図書館史』(asin:4784505598)
- 雑誌『ず・ぼん』
- 『新版 図書館の発見』NHKブックス(asin:414091050X)
- 『図書館の自由とは何か―アメリカの事例と実践』(asin:4876522936)
- 松林正己(まつばやし・まさき)『図書館はだれのものか―豊かなアメリカの図書館を訪ねて』(asin:4833140578)
- 馬場俊明(ばんば・としあき)『「自由宣言」と図書館活動』(asin:4787200178)
- 有川浩(ありかわ・ひろ)小説『図書館戦争』、『図書館内乱』、『図書館危機』、『図書館革命』(図書館戦争 - ウィキペディア)
んー。なんか、入門書になるのは『われらの図書館』と『新版 図書館の発見』くらいだね。けど、どれも いい本だと おもう。とにかく、やまうちさんの『本と人をつなぐ図書館員』を よんでください。
- 多角的な本としては、『図書館ハンドブック 第6版』日本図書館協会(asin:4820405039)を おすすめします。
図書館と直接 関係あるわけではないけど、つぎの2冊も おすすめです。
- 柴谷篤弘(しばたに・あつひろ)『われらが内なる隠蔽(いんぺい)』(asin:4770501560)
- 灘本昌久(なだもと・まさひさ)『ちびくろサンボよ すこやかによみがえれ』(asin:4770501714)
さて、『われらの図書館』から「図書館は建物ではない」という文章の一部を 紹介します。
(119ページより)
図書館は建物ではない。資料と情報を市民に提供するシステム全体が図書館なのである。市民生活の中にあって、市民の役にたつ図書館は、まず市民の身近になければならない。子供が歩いて行ける範囲にあることが理想である。そうなると当然、一つの市や町にいくつもの図書館が必要となる。それらの図書館は大きなものではなく、蔵書もそれほど多くはないだろう。そういう地域図書館がいくつもあり、それをまとめて一つの図書館のように働かせる組織があるとき、その組織がシステムとしての一つの図書館になる。
中央図書館・地域図書館(分館)・移動図書館によって構成される「図書館」のうち、最も重要なのは地域図書館である。なぜなら、市民の身近にあって、いつでも誰でもが利用でき、システム全体の窓口になるからである。
うえの引用を よむと、「図書館は成長する有機体である」(ランガナタン)を おもいだしますね。うえの記述や『本と人をつなぐ図書館員』を よむと、「図書館は、人と人をつなぐ ネットワークである」と表現したくなります。
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