音楽をCDプレイヤーで きいていたころは、しばしば「物理的に」ゆーうつに なっていた。「ああ、おわった。くりかえして きくのも いやだな。つぎ、なにきこうか」みたいな。それをえらんでるうちに、うつろな気分になったものだ。
けれども、パソコンで音楽をきくかぎり、そんなことはない。つぎつぎと、問答無用で だいすきな音楽が ながれる。ん、この曲をきく気分じゃないなと ふと感じても、ちょっと放置してしまえば、「そんな気分になる」のだ。
まよう気もち、しんどい気分、しずんだ おもい。とりこまれるように つつまれることもあるわけだが、さらりと、かんたんに とりはらうことが できるときもある。物理的な状況次第で、感情なんて、案外けっこう うまくいく。物理的状況って、収入だとか、たいせつなだれかとか、そこまで おっきな話じゃなくて、音楽をCDプレイヤーかパソコンできくか、なんていう、くだらないほど ちっさなことで、どうにかなる感情もある。
それならば。
環境を、よくかんがえなくてはいけない。ちょっとした、ささいな工夫をこらしてみないといけない。なにが できるだろう。なにをしては、いけないのだろう。