いいね。余韻の のこる青春映画(?)。キャストが いいわ。『GO!』で いい味だしてた新井浩文(あらい・ひろふみ)が バカ役ででてる。それから、音楽を担当したのが「くるり」なのもいいね。いいセンスしてる。ちょっと のんびりしてて、たいくつで、さびしげな ふんいきにしてくれてる。
よく映画をみていて気になるのは音楽のつかいかたで、あからさまなのは どうもなあと おもってしまう。あからさまというのは、いかにも「ここで感動しなさい」みたいなね。けど、いい音楽であれば気にならないけど(笑)。そこまでのながれとタイミングと音楽が あってさえいればいい。
おばあさんと ふたりぐらしの池脇千鶴(いけわき・ちづる)が「おばあさん口調」なところも なんだかいい。てか、この おばあさん、やっぱ「猫ばあ」か! 映画『ぼくんち』に ほとんど いっしょのキャラで でてたひと。
なんだか共感するところの おおかった映画。これで いいのだとも おもい、いいのかなあとも おもい、なんだかなあ わたくし、というかんじ。なんだそりゃ。
いろんなキャラだとか性格だとか気もちだとか、あとさき かんがえない感情だとか、保証できないことをいってみたり、でも、すこしばかりは自分を信じてみたいような気もしつつ、さめてるんだけど、あつくて、でもそれって突発的なものじゃないのみたいな。いあ、そうでもないぞ? あっそ。みたいな。それが人生だろみたいな。
ぶっ。