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2005年の本あれこれ

今年よんだ本で、これは!というのは それほどなかった。てか、そもそも あんま よんでない。記憶にも のこってない。

◆ローレン・スレイター『心は実験できるか―20世紀心理学実験物語』紀伊國屋書店。これは かなりのお気にいり。ことあるごとに よみかえすことになるだろう。にんげんってのは どーゆー存在なんだってのをかんがえなおすには、格好の本だ。文体も ここちよい。

貴戸理恵(きど・りえ)常野雄次郎(つねの・ゆうじろう)『不登校、選んだわけじゃないんだぜ!』理論社。わりきれない問題をわりきれないままで うけとめよ、納得なんかするな。たまには よみかえしたい。おどらされるのは ごめんだし、だれかにオリのなかで おどらせるようなことはしたくない。いい本だ。

◆ムン・ブシク『失われた記憶を求めて―狂気の時代を考える』現代書館。翻訳されたことに感謝感激。これも文体をふくめて だいすきだ。あんまりひとを尊敬したりはしないが、ムンさんのことを、わたしは尊敬している。

森達也(もり・たつや)『ドキュメンタリーは嘘をつく草思社。今年もあれこれ森さんの本がでたが、やっぱこれが力作。森巣博(もりす・ひろし)さんとの対談本(『メディアご臨終』集英社新書)も いいかな。

最相葉月(さいしょう・はづき)『いのち―生命科学に言葉はあるか』文春新書。いまよんでるところ。最相さんは今後とも要チェックですね。

浦河べてるの家べてるの家の「当事者研究」』医学書院。固定観念から自分を解放するには もってこいの本。おすすめ。

戸田山和久(とだやま・かずひさ)『科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる』日本放送出版協会。おもしろい。参考になる。刺激的。なおかつ やすい(笑)。

伊勢田哲治(いせだ・てつじ)『哲学思考トレーニング』ちくま新書。新書ででたってのが なにより いいやね。

◆『ユリイカ 特集 ブログ作法』(4月号)。現代におけるウェブ上のメディアとコミュニケーションをしるうえでは、とても参考になる1冊。

ばるぼら教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』。マニアックな1冊。手もとにおいといて損はなし。

以上、有名どころからマイナーなものまでバランスわるくあげておく。かったけど あんまり よんでない本、まだ かってない本にも いいのは たくさんあるわけだが、ま とりあえず。

来年はちゃんと論文をかいていくぞ。ということで2006年もよろしくです。よいお年を。

グーグル:「2005年の本」