たまにはパターナリズムも必要なのかなぁと、そんなふうに感じるときがある。上の視点から、「おしえてあげますよ」という説明の仕方。あるいは、下から「おしえてください…」という態度。どちらも ありかなと。「おなじ目線」に たつだけが能では ないなと。
対等な関係を維持して議論をするというやりかたは、どうしても途中から無理が生じてしまう。ごくごく一部の人となら、ほんとの意味で対等で、なおかつ おたがいにとって有益な議論になるのだが、なかなか そんな状況には めぐりあえない。議論するときは、「なにかについて」話をするわけで、その話題についての知識や省察の量が対等であるということは ありえない。もちろん、知識のある人が概説をかたり、それをきいた相手が、「それは こうで、ああだね」というふうに考察をくわえるという議論の仕方もありうるし、そうしたカタチであれば対等な議論といえるだろう。けれども、たいがいの場合は知識量のある人のほうが、頭の回転も よろしいわけで。やっかいなもんだ。
学会などに いってみると、ぱぱっと頭を整理して的確なコメントをしている人をみかける。おぉー、すげぇって感動してしまうのは わたしだけでしょうか。おもわず尊敬したくなる人って いますよね。
「そーゆー ひとに、わたしは なりたい」。ということで。
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