役割分担。それぞれの社会貢献。おまかせしたり、まかせられたり。
すべてをひきうけることも できないわけで、結局のところ、ただ、自分の居場所をさがしながら、そのときその場所で、自分の仕事をこなしていくだけだ。そのとき、その場所で埋没するときもあれば、わかれ道で迷い子になるときもある。そんなこんなで、ひとつや ふたつのことを、ひきうけていくだけだ。
やさしい ひともいれば、おこりっぽい ひともいる。
けれど。
よくみてごらんなさい。どちらも、そういう役を演じてるにすぎないでしょう。「演技」ってことじゃない。そういう役まわりをあたえられているってことです。いやがおうにも、そのようにならざるをえない状況にいるってことです。
すきで やさしいわけじゃない。すきで声をあらげるわけじゃない。もちろん、度をすぎては いけません。バランスが とれていなけりゃなりません。
けどね。少々のことでしたら。
おこる気もちを、わかってあげねばなりません。やさしすぎる よわさに、理解をしめさねばなりません。
だから。
たぶん、あなたは あなたで、それでいい。バランスだけは みうしなわずに。状況を把握して、役まわりをさがすのです。状況に支配されずに、いや、支配されつつも、状況を支配する。いや、支配できなくとも、状況に参加し、ともに つくりだすのです。なにをって、社会をでしょ?