こーゆーことをかくのは、よろしくないんだと自分でも おもう。けども被害をこうむっている人たちのなかには、わたしの大事な友人たちも ふくまれているわけで、いちお かいておく。テグという韓国でも保守的な地域で大学院の修士課程の2年間をおくった人間による印象ということで。
韓国は権威主義的な社会であると感じる。「教授」のもつ権力、ソウル大の権威、英語圏の研究に対する依存度、男性のもつ権力、先輩・年長者がもつ権力…。教授になるためにお金をつみあげたり、博士論文の審査者に対する審査料とは べっこの謝礼が慣例化していたり、院生にテストの採点をさせていたり、皿をあらわせていたり。
わたしの目には大学院生は「教授さま」の奴隷であるように みえた。「師匠の日」というのがあり、「お世話になっている」先生方に感謝をするということでプレゼントをささげたり、その日の授業では感謝の気もちをこめた歌をうたったり。院生にとって教授さまは「ご奉仕すべきお方」ということになっていた。わたしが くつろいで気楽に会話できたセンセは、3人ほどだった。酒の席では、「のめよ」「つげよ」が通用し、そのあとカラオケにいこうものなら、肩をくんだり…というのが横行していた(ソウルの大学に留学した友人は、「そんなこと全然ないよ」ということだったが…。テグはだめだ…)。
論文で剽窃(ひょうせつ=盗用)をしている人が周囲に5人ほどいたし、なかには日本の重要な文献を翻訳したものを自分の「編著」にしている人もいた(この人は、身近だったわけではなく、何度か顔をあわせた程度)。剽窃で博論をだした人が ふたり。
有名なのはイ・ミョンウォンさんの事件でしょう。イ・ミョンウォンさんは教授の剽窃を暴露してソウル大をおわれてしまった。なんとか評論家としての地位を獲得できたから それでも さいわいだったものの、かなしい事件であることには かわりない。日本ではこの話はまったく つたえられていないようだ。なんだか つらくなってきたので、ここまでにします。
「ファン・ウソク シンドローム」のひとつの背景ということで。
グーグル:「パワハラ」 / 「パワーハラスメント」
いちお反韓の人むけに かいておくが、韓国では日本のパクリが かなり多方面にあるということを重々わかっていて、若者たちは それをはずかしいことだと認識している。てか、こんな話を韓国と日本というふうに国家で対比させることが わたしには いまわしく、不愉快でしょうがないので、かいていて なんだか自分をいじめているような気分になってくる。こういうときは、韓国の名著をよむにかぎる。つぎは、そーゆーのを紹介します。
(w3cの指示にしたがい、グーグル検索結果のURL中の&は「&」と表記することにしました。もちろん半角で。ソースでは、そうなってます。)