みなさんはパク・ポー(朴保)さんという歌手がいるのをご存じでしょうか。
森達也(もり・たつや)さんのドキュメンタリー『A』の曲のひとだといえば、わかるかたも いらっしゃるかもしれません。
パクさんのCDは そんなにいくつも入手できるわけではないので、とりあえずパクさんが音楽を担当された『夜を賭けて』という映画をみてみました。やっぱり「峠」は名曲ですよ。
山本太郎(やまもと・たろう)さんが主役です。なんか すきです。やまもっさん。
樹木希林(きき・きりん)さんも ちょと でてますね。はまってますわね。てか、俳優人は みなさん すてきでした。音楽も よかったです。ただ、映画としての構成としては、なんか一本つきぬける物語性というものに かけているように感じます。主役の義夫(よしお(とよばれている))が ものすごーく魅力あふれるキャラクターであれば気にならないのでしょうけれど。
いや、わたしは、「できすぎた主人公」になれすぎているのかもしれません。
と、ここまで かいたところでメイキングをみたですよ。制作風景というやつ。韓国のクンサンでね、イチからバラック集落つくってんの。しかもエキストラ役のひとらが。一般募集して あつまったひとたちということなんだが、こっちもなんだかドラマ。朝鮮系のひとや俳優志望のひとばかり。
『パッチギ!』も若手俳優を「そだてる」、「成長記」的な色あいがあったが、こっちは自分らで つくりあげる的な成長期。もちろん、指揮するひとが いるわけであるけれど、ともかく、メイキング映像がなかなかいい。
『GO!』と『パッチギ!』と くらべたら、そんなに成功したとはいえない映画だと おもうんだが、ここらで さりげなくオススメしておきます。
リンク1:朴保への道
リンク2:日韓合作映画「夜を賭けて」