パク・ノジャさんの本がでてた(韓国の本。朝鮮語)。『あなたたちの大韓民国』は、たいへんいい内容だったし、身につまされるというか、「たのしくよめる」というわけではないけど、よまずにはいられないという感じだった。それが今回『あなたたちの大韓民国2』がでたことで、『あなたたちの大韓民国1』が新装版で出版されたもよう。
『1』のほうを、またよみなおそう。『2』もすごいなあ。「韓国の大学―搾取工場であり、知識市場の名品百貨店」。いいねえ。ハンギョレ新聞社。いい本だすよ。ほんと。
韓国滞在は、わたしにとってなんだったのか。いまいちど かんがえなおさねばと感じている。朝鮮語でかくということも、つづけていかないとね。まがいなりとも、朝鮮語講師なんだし…。
問題関心がいろいろ ひろがってきたのは たしかなんだけど、学部のころの関心ごとにも、たまには たちかえらないとな。そういう意味でも、『エスニシティとナショナリズム』(明石書店)は よんでおきたい。朝鮮語でかけること、かく意義のあるもの、というのは、そこまで確信できるなにかが あるわけでもないんだけど、せっかく文章力があるとか いわれてるんだから(笑)。あれだけ かぎられた表現力で、なぜに修論が「文章がいい!」と ほめられたのか、自分では よくわからないんですやね。わかるはずもない(笑)。朝鮮語の名文なんて しらないし、判別つかねーもん。
だけど、朝鮮語でなにかをかくんなら、チェックしつづけていないとだめなわけで。その点、パク・ノジャさんは えらいんだと おもう。韓国に「帰化」して、結局韓国の大学社会に絶望して、ここには わたしはいられないとノルウェイに移住したわけだけど、なにも かわらない労力と熱意で、朝鮮語で かたりつづけている。って、わたしとは そもそも格がちがうわな(笑)。
グーグル:「パク・ノジャ」