『ダンサー・イン・ザ・ダーク』へー。こういう映画だったのか。べつに感動はない。衝撃もない。淡々とみた。←ふつーは ないたり、ひいたり、へこんだりするらしい。
主人公は こどもかと おもってた。ビョークって だれですか。名前しか しらないお。
「チェコスロバキア」からのアメリカ移民のセルマの かなしい おはなし。1960年代が舞台ということらしい。
こんなところで星条旗をうつしだすのね(笑)とか、監督はミュージカルすきじゃないんだろうなあなどと おもいながら みてた。ドキュメンタリー風の撮影のしかたは きらいじゃない。手ぶれの感じね。ビョークというひとの歌には あんまり感じるものはなかった。最後のは でも すてきでしたね。
主人公は かたくなで頭も わるく、仕事も あそび半分。ミュージカルと妄想がすき。目がほとんど みえていなくて、やがて失明する。遺伝性のものだから息子だけは手術して なおしてあげたいのだと。
そういう主人公の ありさまや いきかたよりも「アメリカってこういう社会でしょ」と、さめた視点で描写されている。最後にカーテンが しめられるところや画面に表示される意味深な文字が印象的。この映画自体は そんなに すきではないが、この監督は おもしろいひとだと おもう。もっと じっくり みてたら、衝撃で ことばをうしなってたのかも。そんなもんですよ。
ウェブで いろんなひとの感想をみてみると障害者と移民をばかにした映画というひとがいた。監督は飛行機のるのが こわいのでアメリカにいったことないデンマークのひとですってよ。わたしが こないだ みた『ドッグヴィル』という映画もつくってる。「ドグマ95」って おもしろいわね。イ・ジョンジェおにいさんの でてる『インタビュー』もこの「ドグマ95」に のっとって とられた映画なのねえ。