いいねー。すきだよ、これは。『ジョゼと虎と魚たち』と いっしょの監督(犬童一心=いぬどう・いっしん)なんだけど、こっちのが すきだわ。いろんなキャラのひとが でていて、お得感があるのかも。
舞台はゲイの老人ホーム。カリスマ老人のヒミコが すてきすぎる。演じてるのは田中泯(たなか・みん)という おかた。公式サイトみっけた。どこかで みた顔だと おもうが わからない。舞踏家さんなのか。かっちょいい。
海に面したホームで、それだけで いい ふんいき。ヒミコのむすめの主人公(サオリ)のキャラが なんだか よくわからないが、よくわからないキャラというのもあるので、べつに これでいい。
ひとが旅行にもとめるものに ちかい気分を、みていて味わうことができた。なんでだろう? 身近にゲイの老人がいないからか? 紳士なかんじのひと、ちょっとだけマッチョなひと、いわゆる女形というおもむきのひと、みたかんじ ただのイケメンのひとなど、いろいろ いるんだけど、みんな魅力的、みたいな。
わたしは、同性愛嫌悪とか異性愛主義というのが よくわからないので、これから ほかのひとが かいたレビューやら感想文をよんでみよう。
ちょっと冗長な印象もうけるんだけど、それだけ のんびりした空気がながれていて、だけど、しずかに感情のなみが おしよせたり、ひいたりしてくれる。こういう感情の描写ってすきだな。いろんなとこで、しずかに ないた。