人は、どれほどに理解しあえるのか。
その人の話を、「あぁなるほど」と納得しながら あいづちをうって きいていても、じっさいには その人の論点が まったく わかっていないということも ありうる。その人の話に、いちいち反論していたとしても、それが「無理解」によるものではなく、わかったうえで批判しているという場合もある。しかし、そこのところをかんがえずに、自分は わかっているだとか、この人は わかっていないと おもいこんでしまうことが たびたびある。
その人の経験から でてきた ことばには、安易に「わかる」と おもっては いけない場合がある。そんなとき、いうべき ことばは「あぁそうですか」でしかない。「よく わからないけど、なんだか わかるような気がする」という程度に とどめておく必要がある。その人の問題は、その人にとって のっぴきならないものだ。他人は あくまで他人にすぎず、傍観者以外の何者でもない。また、その人にとって のっぴきならないからといって、その人の話を全面的に うけいれないといけないという話はない。いうべきことは いうだけだ。
グーグル:「理解しあえるのか」