わはははは。最高に たのしい毎日ですよ!
こころから そう いえるとしても。人間はイチかゼロかで できちゃいない。しあわせだと公言すればするほど、ちょっとした不満が すこしずつ おおきくなってくる。こぼれおちた しずくが、こころの底をうずかせるのだ。それが ほんのすこしの、なんでもない水滴であっても。
たのしい、たのしいと さわいでいるのが いまならば、いつか頂点に達して、そこから おちていくのは あきらかだ。
とはいっても。
どうせ しずむんだから船をこぎなさんなとは いえないものよ。そんなはなしが とおるなら、いきていく意味さえ うしなってしまうのですから。どうせ死ぬんですからね。
けれど。いいきかせるように、ごまかすように「しあわせ」になってはいけないものよ。
だからといって。きまぐれで ふざけた自分の ゆーうつに、つきあっても いけないものよ。こうべをたれて、石をけって あるいて。それが なんだというのですか。そとに むけたアピールでしかありませんでしょう。
それだったら。正直に いえばいいのさよ。だれかに。そのへんの、だれかに。特別な だれかなんかにじゃなくて。はきだして すっきりするのは、相手なんて どうでもいいのよ。だれでも いいのよ。特別な だれかなんて、どこにも いないのよ。
こうやって またひとつ、自分をときほぐす。べつに だれでも いいのだ。逆の いいかたをすれば、べつに「あんた」じゃなくて いいのだ。「わたし」じゃなくて いいのだ。
なにが?(笑)。