飛田良文ほか編『日本語学研究事典』明治書院。
紹介文よむとね、なにこれ。「出版ダイジェスト.net」から引用。
●日本語の全容を知る「日本語の範囲」がひろがって手話までふくむようになりましたか。日本手話と日本語は、べっこの言語だよ。
日本語関連本は、ずっと話題を独占している感があるが、日本語の範囲も一層広くなり(例えば手話など)、研究手法も更に深まってきている。 本書は現時点における日本語の全体像を、その歴史や、分野ごとに、重層的に引け、その文献や資料、今後の研究課題まで、一目瞭然に分かる一冊本の大事典。事項編と資料編から成り、理論分野では「音韻」「文字」「文法」などの様々な分野から引け、「メール言語」など最近の事象まで網羅。また世界の中の日本語ということで、関係外国語の項も充実。資料編は上代~近代までの言語資料の解説を収録し、研究に資する。11月末発売予定。
『現代思想』1998年8月号の「液状化する日本語」特集がすばらしいので、おすすめしておきます。あと、「ろう文化宣言」に言及するひとは、「ろう文化宣言以後」『聾の経験』も参照してみてください。