ひとは みな実験室で いきている。人生は自分を実験台にして試行錯誤する舞台。
どこまでもつづく ただっぴろい広場では、さきが みえなくて、わたしたちは部屋をつくる。世界をくぎって、自分の所属をきめるのだ。ひとつではなく、たくさんの所属を。ひとはみな、実験室をつくり、つくられ、こわし、なおして、また つくる。
ためさないことには はじまらない。
趣味は ひきこもりのはずなのに、なんだか あいたいひとが たくさんだ。でも、あんまりたくさんのひとには あわないでおいて、春のかぜに あたってみるかな。ひさしぶりに、春のかおりを満喫している。