リアルだとか、現実世界だとか、ただたんに便宜的に いっているに すぎないと おもう。チャットは「バーチャルな世界」だとか、「サイバー空間」を「現実世界」と対比させてみたり。「非チャット空間」だなんて表現が まどろっこしいだけの話だと。
電話というメディアが登場したころも、いま現在わたしたちが あたらしいメディアにいだいているような違和感や しっくりこないものを感じていたようだ。メディア研究で活躍している人たちも10年前には『メディアとしての電話』という本をだしていた。メディア研究では、ほかにもラジオがよく とりあげられている。「顔をあわせない通信」は、べつに きのうきょう はじまったことじゃない。
現実と非現実というふうに わけるのが きらいなのは、なにかを「非現実」とすることで、あまりにも安易に「現実」というものを自明視してしまうからだ。「どこが非現実なんだよ」と感じてしまうからでもある。
矢野直明(やの・なおあき)さんの『サイバー生活手帖』でも「サイバー空間」と「現実空間」に区分しているけども、さっぱり理解できない。「非サイバー空間」で いいよ。ちょっと表現として すわりが わるいけど。現実空間に くらべたら100倍ましだ。
んー、ちょっと今回は文章がシリメツレツかも。
グーグル:「新しいメディアに対する」