hituziのブログじゃがー

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『一緒がいいならなぜ分けた』

「人工物としての自然」に補足をします。

「自然保護ほど<人工的なもの>はないのではないでしょうか?」が不毛だというのは、この題名に象徴される発想であって、この質問者さんがいう「「自然と共生する」と言いますが、もし自然に口があるのなら、「一緒がいいなら何故分けた!?」と反発することでしょう。人類自らが破壊し汚染したグチャグチャな<自然>とどう共存していくかを考えることこそ、人類の責務ではないでしょうか。」というのには、共感をおぼえる。

「地球環境を破壊し続けてきた「北」の人間は、そのことに対して責任があると思われます。同時に、ある意味で「過ち」をおかしていない「南」の人間とどう関わるかがポイントですね。」と おっしゃるにあたっては、尊敬の念すら おぼえる。するどい ひとである。

ちなみに、北村小夜(きたむら・さよ)『一緒がいいならなぜ分けた』という本があるのです。よまなくっちゃなあ。

わたしは さきに、ハッキング『何が社会的に構成されるのか』とレカナティの『ことばの意味とは何か-字義主義からコンテクスト主義へ』をよんでしまわねば。ハッキングは だいぶ よんだ。レカナティは さわりだけ よんだ。

言語の自然的側面と文化的側面については、田中克彦(たなか・かつひこ)『ことばとは何か-言語学という冒険』ちくま新書をおすすめする。そして、生物学と進化論についての理解をなにか ほかの本で ふかめねばならない(田中によると、言語学者は自然科学、とりわけ生物学にあこがれつづけてきたので「言語学」もその影響をうけている)。

とりあえず、おすすめするのは、「分類とは何か」(林哲也=はやし・てつや)。よーく まとまっている。文献案内にもなる。

進化論については、「遠い世界からのトラバ」 忘却からの帰還この記事が よくできてますね。いま みつけたけど。てーか、『反・進化論講座-空飛ぶスパゲッティ・モンスター福音書』をかってしまった。おもしろいよ。すばらしい本。