hituziのブログじゃがー

あべ・やすし。最近は ツイッターばー かきょーる。

中国の おすすめフォーク(民謡)/シンガーソングライター。

2019年の1月から台湾の音楽を あれこれ きくようになった。むかしは動力火車Power Station)と周華健(ジョウ・フアジエン)くらいしか しらなかったのに。伍佰(ウーバイ)、茄子蛋(チエズダン)、蘇打綠(Soda Green)などなど。ホーロー語(いわゆる台湾語/閩南語)のヒット曲も たくさんあるなあと、あたらしい世界が ひらけた。香港のBeyondとかも。


情報源は ひたすらユーチューブで、アルゴリズムが紹介してくれるものを あれこれ きいていくうちに、中国(大陸)の曲も おすすめされるようになった。今回は、そちらを ご紹介。

朴树(プー・シュー)

なにもかもが すき。だしたアルバムは『我去2000年』(1998年)、『生如夏花』、(2003年)『猎户星座』(2018年)。デビューして すぐに有名になり、2枚アルバムを だしてからは ながいこと活動を やすんでいた。その時期は、かなり精神的に しんどかったそう。
わりと完璧主義的なところがあるようで、いろいろ再録している。代表曲「那些花儿」の再録版では 足ふみオルガンが つかわれていて、かなり すてき。最近は「平凡之路」で有名のようだけど、この曲だけは本人作詞ではない。「No Fear in my Heart」のほうが いい曲だと おもう。映画の主題歌としても よく つかわれていて、映画用に再録することも あったり。ライブではモニターイヤホンの不調で 演奏を 中断したりすることが よくある様子。ライブ映像は ちょっと ヒヤヒヤして みることになる。オンラインで音源が入手できるのだけど、CDを もっておきたくなって『我去2000年』と『猎户星座』を 輸入した。大満足。
ゲスト出演したテレビ番組の途中で、「ねむいから かえるね」と かえってしまったことで話題に。台湾の映画アワードでの あいさつで、「華語圏の映画は お金の おあそびだと おもっていたけど、きょう みてみて感動した。みなさん おつかれさまです。」といった発言を していた。率直に ものを いうタイプ。

许巍(シュイ・ウェイ)

朴树と おなじく、精神的に不調になっていた時期もあった様子。おだやかで、やさしい曲調のものが多い。初期の曲は わりとロック。代表曲は「蓝莲花」ですかね。「四季」「旅行」「故乡」など いい曲が たくさんあるけど、もっとも うつくしい曲が「喜悦」。すばらしすぎる。
うたいかたが おとなしいので、あんまりライブむけでないかも。

李志(リー・ジー

2019年4月12日に、中国の あらゆる音楽プラットフォームから削除されてしまった。名前を 微博(Weibo)で検索しても、でてこない。検閲。若者に はげしく人気がでて、体制を 批判するような曲が いくつか?あり、影響力が無視できないということでの措置なのだろう。「人民不需要自由(人民に自由は いらない)」といった曲、天安門事件を テーマにした「广场」という曲がある。沈黙していたが、2020年に 何度か ライブを 開催。しかし、完全復活という感じではない。封印が とかれたという状況ではなさそう。
李志はスタジオ版よりもライブ音源が圧倒的に すばらしい。かなり周到に準備してライブに いどんでいることが つたわってくる。ハーモニカ奏者やギタリストも技巧派。「这个世界会好吗」や「热河」が おすすめ。ライブで北島(ベイダオ)さんの有名な「回答」という抵抗詩を 熱唱したものも すばらしい。日本でベストアルバムが 2枚 でている。かなり うれた様子。1枚めのベストアルバムは発禁された直後に発売されたものだから。SpotifyiTunes StoreAmazon Music Unlimited、Bandcampでは一部の曲が削除されている。Bandcampは2019年ごろまでは公式アカウントで ほとんどの曲が購入できた。それが すべて削除され、2020年に太合音楽集団によるアカウントができた。そこでは一部の曲が削除されている。
ほかには、ユーチューブとSoundCloudにも公式チャンネルがある。削除された曲は おそらく ない。

宋冬野(ソン・ドンイエ)

2013年に『安和桥北』という すばらしいアルバムを だしている。梶井基次郎(かじい・もとじろう)のような詩を かく。伴奏が うつくしい。声は低音。2016年に 大麻で つかまってしまったが、その後も「郭源潮」(2017年)「知道」(2018年)という曲を だしている。「郭源潮」は ぶっとんだ名曲。『安和桥北』はCDを 輸入した。これほど質の たかいアルバムは朴树の『猎户星座』くらいだろう。

郝云(ハオ・ユン)

中国的な音のロック。「活着」という代表曲は、いまの中国を 象徴するような歌詞。2020年12月にでた『艳阳高照』というアルバムが とても いい(「阳光一般灿烂的日子」「葫芦」「不安」)。「突然想到理想这个词」「回到那一天」という曲も すき。スタジオ盤も ライブも いい感じ。ドラムの人が いいのよね。

张玮玮(ジャン・ウェイウェイ)

「米店」という歴史的名曲を だしている。いろんな人にカバーされている。あたらしい生活への門出を うたった曲。詩、アコースティックギターアコーディオンが すばらしい。

邵夷贝(シャオ・イーベイ)

意欲的な詩を かく人。李志と「黄昏」という社会批判の曲も だしている。『新青年』というアルバムが いい(「致林先生」や「未来俱乐部」)。そのほか、「晨间第一曲(国际幸福日特别版)」という曲が すき。

马条(マーティアオ)

しぶい。派手さはないけど、「野草」「邂逅美丽达」「封锁线」「寂寞有多长」など、いい曲がある。

李荣浩(リー・ロンハオ)

「模特」「歌谣」「作曲家」「麻雀」などなど。洗練されたポップスという感じ。ききやすい。

梁博(リヤン・ボー)

今回 紹介するなかで音楽的センスが いちばん あるのは、この人。禁欲的に、音楽に没頭し努力してきたことが うかがえる。「黑夜中」「日落大道」「出现又离开」「变了」など。スタジオ盤もライブも どちらも いい。

隔壁老樊(グービーラオファン)

今回 紹介するなかで、ボーカリストとして いちばん きかせるのが この人。低音の魅力と おもわれていたが「重」という曲では 高音も きかせている。「多想在平庸的生活拥抱你」「我曾」など。今後に期待。


あとは、老狼、程璧、房东的猫、鹿先森乐队、金志文、李健、大壮、赵雷など、目につく人やバンドは いくつも あるけど、わたしは うえに あげた人たちが すき。


おまけで紹介するけど、P.K.14というパンクバンドが すごい。歌詞も曲調も いけてる。「故事」とか「他们」とか
あと、木马というバンドの「舞步」という曲も つっこんだ歌詞だ。テレビ番組では歌詞を かえて うたっていた。



以下、いくつか リンクしておきます。

朴树 猎户星座
朴树 No Fear In My Heart
相信未来 在线义演第二场:朴树《Never Knows Tomorrow》




panda-record.com
今の中国を代表する6アーティストの最新アルバムを一挙リリースするキャンペーン「CHINA Now」がタワーレコードにて2020年5月27日(水)から始動! | PANDA RECORD | Chinese Artist for the world from Japan



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