お米は、現時点で 日本産のものが あまるほどあって、さらに輸入まで してしまっている。それなら、米を たくさん たべるぜーと、わたしは かんがえる。「日本人はコメだよねー」とか、そんなことを いうつもりはない。けど、コメが すきな自分を 否定するつもりもない。
このごろ、お米を めぐって、ずいぶん さわがしいことになっています。たいへんですね。関係者の みなさまは、ほんとうに おつかれさまです。お米の消費量が ぐんと さがったりしないように ねがっています。
最近、北海道や九州で 小麦が たくさん できて、食糧自給率が あがったということです。うれしいですね。やっぱり「粉もん」は おいしいですから(笑)。それを 否定するつもりも ありません。
日本は、いろいろなものを 輸出して、もうけています。だから、たべものを 輸入するのは、当然のことでしょう。たべものを「すべて国産で!」などというのは 現実的ではありません。ただ、バランスは とるべきだと おもうわけです。だって、日本の食糧自給率は ひくすぎるでしょう? もーちょっと たかくても いいんじゃないの? それくらいは、かんがえたって いいはずです。その程度の かんがえを、排外主義だとか ナショナリズムだというのは まちがっています。
あと、たべものを 輸入するにしても、それなりの金額を しはらう必要があると おもいます。フェア・トレードという かんがえかたですね。フェア・トレードに まつわる課題は、まだまだ たくさん あるのでしょうけれども。
最近、米粉(こめこ)でパンを つくるという こころみがあって、おもしろいです。テレビで みた番組は、シフォンケーキも つくってました。おいしそうでした。いま現に、お米が たくさんあるのなら、たくさん たべたら いいのではないでしょうか。あまらせちゃうのは もったいない!
ということで、おすすめの本、よんでみたい本を リストに。
- 塩見直紀(しおみ・なおき)『半農半Xという生き方』(asin:4789733130)
- 中田哲也(なかた・てつや)『フードマイレージ』(asin:4535583749)
- 『食べ方で地球が変わる―フードマイレージと食・農・環境』創森社(asin:488340210X)
- ジャン=ピエール・ポリス『コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語』(asin:4861820618)
- 出雲公三(いずも・こうぞう)『バナナとエビと私たち』(asin:4000092510)
- 『アジアを食べる日本のネコ』梨の木舎(asin:4931262090)
- 斉藤美奈子(さいとう・みなこ)『戦下のレシピ―太平洋戦争下の食を知る』(asin:4007000379)
- 鈴木猛夫(すずき・たけお)『「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活』(asin:4894343231)
- 大野和興(おおの・かずおき)『農と食の政治経済学』(asin:4846194760)
- 川北稔(かわきた・みのる)『砂糖の世界史』(asin:4005002765)
- シドニー・W. ミンツ『甘さと権力―砂糖が語る近代史』(asin:4582408028)
- キャロル・オフ『チョコレートの真実』(asin:4862760155)